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【vol.06】 不整脈について

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心臓は全身に血液を送り出すポンプです。その脈は1分間におよそ60~80(60~100)回、1日におよそ10万回前後規則正しく打っています。 その心臓を動かし続けているのが洞結節と呼ばれる自己のペースメーカーです。洞結節からの刺激は電線を伝わって心房と心室の境にある房室結節に至り、さらに左心室や右心室に伝わっていきます。これら電気の通 り道が正常に働いていない状態を不整脈と言います。一般的には脈が規則正しくない状態を指しています。 不整脈には大きく分けて徐脈性(遅い脈)の不整脈と頻脈性(速い脈)の不整脈があります。それぞれによって治療法が異なります。治療が必要で、頻度の高い不整脈に「心房細動」があります。

● 心房細動って知っていますか?

小渕首相や長嶋監督で一躍有名になった不整脈です。心臓の部屋のうち、心房が細かく震えるように動く不整脈です。その震えるスピードは実に、300~350回/分です。規則正しい脈から急にばらばらの脈になり、動悸や息苦しさを起こす「発作性」の方と、普段からいつ脈を診ても心房細動の「持続性」の方がおられます。症状が強く、日常生活に支障をきたしたり、時に心臓の中に「血栓」という血の塊を作って脳梗塞を起こしたりする可能性がある不整脈です。

● 治療は?

まずは生活習慣の改善を心がけます。ストレスや疲れをためすぎない。過度の運動や暴飲暴食を避けます。禁煙も勧めます。それでも発作が生じやすければお薬で治療をします。発作を抑える抗不整脈薬や症状を和らげる薬を使います。また、発作性の方も持続性の方も抗凝固療法(血液をさらさらにする治療)を行います。 脱水になると血液が粘りやすいので、夏場は水分をしっかり補給することも大事です。

内科・循環器内科 ふよう内科クリニック FUYO CLINIC

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